第44章あなたは私の妻になるのにふさわしくない

「私だって同じ女なのよ、ジェームズ。そんな残酷なこと、するわけないじゃない。こんなふうに頭ごなしに疑うなんて……」デイジーは歯を食いしばり、事件への関与を真っ向から否定した。

シャーロットが姿を消して以来、ジェームズはデイジーに対してよそよそしくなっていた。やがて彼は、デイジーを愛したことなど一度もなく、ただ罪悪感からそばにいただけだとあっさり認めたのだ。

その数日間、デイジーは発狂しそうなほど追い詰められていた。だが幸運にも、シャーロットが再び姿を現すことはなかった。

ジェームズの心を取り戻すのは、単に時間の問題だとデイジーは高を括っていた。

だが予想に反して、ジェームズはまるで感情...

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